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都会に出て来てビックリ [社会]

「田舎から都会に出て来てビックリする事」という記事をネットで見つけて、遠い昔の自分を思い出してしまった。私が新宿の予備校に通うために上京したのは18歳の時なので1970年になる。ネットで見つけた内容とは時代が違うので、「昔はそんな事無かったなあ」と感じる事もあるけれど、指摘されて見れば「成程!」と思う事が多い。今、どういう訳だか(?)頭の中で吉幾三の「俺ら東京さ行くだ」が鳴っていて、都会に憧れと不安が混じった若者の気持ちが良く出ていると思う。もっとも、この歌には「東京へ出だなら 銭っこあ貯めで 東京でべこかうだ」の歌詞にあるように、無い無い尽くしの田舎が嫌になり、東京へ出て一旗揚げようとする、不安など微塵も無い、野心(?)で一杯の若者なのだが。この歌、何度聞いても「田舎者を馬鹿にしている」ような「田舎者を激励している」ような複雑な気持ちになってしまう。けれども、人の持つ弱さを歌わせれば天下一品の吉幾三が才能を遺憾なく発揮している名曲だと思う。


そんな吉幾三のなまりのある歌声を思い浮かべながら、まず筆頭は「みんな時刻表を見ずに駅に行く」である。私の田舎は今でもディーゼル列車が走っているけれど、昔は蒸気機関車で、それも2時間に一本程度だった。なので、大人は乗り遅れないように発車時刻の30分前には駅で待っていた。高齢であればある程、この30分がもっと長かったような気がする。若者でも乗り遅れるのは痛いので、必死に走っていた。なので、都会に出て来て電車が次から次へと来るのに慣れるまで結構時間がかかる。「電車が1両じゃない」「電車がワンマンじゃない」「電車にディーゼル区間がない」のにも驚く。次が「徒歩圏内にお店や自販機がある」で、説明するまでもあるまい。そして「どこまで歩いても家がある」で、「どこまでも」は大袈裟で「家がある」は「無駄な土地が無い」という事なのだが、土地が高くて林や森さえも人の手が入っている。田舎では、森で迷ったら下手をすると死ぬ危険すらあるのだから。


記事には「カエルやコオロギやキジバトの声がしない」と「セミの声はめっちゃする」「公立高校より私立高校がエラい」「時給が高い」「近くに行くにも遠くに行くにも30分」とあったが、どれも納得する事ばかりである。こういった事に、初めは驚くけれど、何時の間にか慣れてしまう。そして電車やバスが数分遅れただけでも腹が立つ生活を送っている事に気が付かない。この記事のトップに「車ではなくケータイを2台持ち」というのがあり、田舎では自家用車と農作業用の軽トラックなど当たり前、ところが都会では車よりまずは携帯で、それも仕事用とプライベート用の2台持っている。始めは憧れだった都会生活だが、数分おきに来る満員電車、ひっきりなしにかかって来る携帯、食事は24時間営業のコンビニ弁当、そして家賃が高いので三交代の夜勤も我慢の職場、こんな都会でも若者は羨ましいのだろうか?何か間違っているような気がする。「隣人の 名前も知らぬ 顔さえも」


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共通テーマ:日記・雑感

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LargeKzOh

 全くの偶然ですが、当方、 ”東京一極集中" を話題とするブログを本日付で投稿させて戴きました。
 若者の ”東京信仰” は容易には無くならないと想います。
 その訳は・・・自分なりの、と言うよりも恥知らずにも飲み友からの受け売りを載せさせて戴きました。
 ”根” は深いです。
by LargeKzOh (2017-08-25 13:52) 

tonnura0919

私もネットの記事を読んで、さも自分の意見のように述べているに過ぎませんので耳が痛いです。記事を拝読させて頂きましたが、同感です。国のやることって、壁に出て来たシミを隠そうとするばかりで、何故シミが現れたのか?まで踏み込んで解決する気が無いように思います。
by tonnura0919 (2017-08-25 18:06) 

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