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教養の強要 NHKドラマ「悦ちゃん」 [TV]

NHKの土曜夕方6時からのTVドラマ「悦ちゃん」は第三話「ワンピース風水着」が終わったところで、全8話だそうだ。「悦ちゃん」の父親役のユースケ・サンタマリアの前宣伝が面白かったので観る気になったのだが、期待通りに主人公の柳悦子(平尾菜々花)との会話が楽しい。「悦ちゃん」の副題が「昭和駄目パパ恋物語」となっていて、原作は獅子文六が1953年に発表した「娘と私」、なのでドラマにかなりのレトロ感がある。粗筋は「娘を残して妻に先立たれた男が再婚し、娘を結婚まで育て上げるまでの過程を描いた」もので、自伝小説でもあるとか。もう、何度もTVドラマや映画になっているので、御覧になっている方も大勢おいでだと思う。第三話はユースケ・サンタマリアが演じる柳碌太郎が、日下部財閥の令嬢である日下部カオル(石田ニコル)に気に入られ、彼女に避暑地である千葉・勝山の別荘に娘と招待される。「悦ちゃん」も水着を買って貰い、おおはしゃぎで向かったのだが、待っていたのは「家庭教師付きの勉強部屋」で、結局5日間の滞在だったのだが、一度も泳げずじまい。不満げな「悦ちゃん」に令嬢が「子供は遊ぶ事よりも教養を身に付けるべきです」と言い放つ。観ていて「教養の強要だな」(やっとたどりついた)と感じた。結局、碌太郎はカオルとの縁談を断る。(当たり前)


昔、漫才コンビのギャグに「知識と教養が邪魔をして..」というのがあったと思うのだが、コンビ名をネットで調べてもはっきり判らなかった。多分だが「リーガル天才・秀才」ではあるまいか?このコンビが受けたギャグに”(秀才に知識の誤りを指摘されて)「色んな知識を詰めすぎちゃってるから、ポロッと関係ない言葉が出てきちゃう、もうかき回そう(頭をかき回す)」(天才)、「何がかき回そうだ!」(秀才)、「邪魔だねぇ、教養は!!」(天才)、「やかましい!!」(秀才)”、”「彼女とは何となくラベルが違うんだよ」(天才)、「それを言うならレベル」(秀才)、「あの先生、違ったこと教えたな… 駄目だな東大も」(天才)”、”「涙から目がポロポロ、ポロポロ」(天才)”、”「疑いのナマコ(眼)」「ナマザシ(眼差し)」(天才)”等々があるが、現代では受けないだろうな。それにしても漫才のコンビ名に「天才・秀才」と付けるセンスが光る。今時の漫才コンビも、いい意味で、こういったコンパクト、違ったインパクトのある名前を付けられぬものか?と何時も思いながらTVの漫才番組を見ている。


ギャグの中で気になったのが「知識」と「教養」の違いと、そもそも「教養とは何ぞや?」である。何となく理解しているつもりでいたのだが、私に教養がないので明確な答えが出ない。頼りのネットで調べたら、私と同じような疑問を持った人が「ヤフー知恵袋」で「教養とはなんですか?また、人間に教養はなぜ必要なのですか?」と質問しており、その回答が「辞書の引き方も知らないのですか?」「あなたね、そういうものをここで聞いてはいけませんよ」だった。この回答から判ることは「知恵袋とは調べれば判る知識の袋である」「知恵袋の質問者と回答者には教養が無い」だ。感心したのは、別の人がやはり同じ質問をしたら「教養とはその人が学習して得た知識を全て取っ払った後に残るもの」という回答だった。「悦ちゃん」がいくら勉強しても、それは「知識」に過ぎず、もっともっと人間をやり、経験をつまなければ「知識」が「教養」に変わらないのだろう。自分の事を棚に上げて言ってしまえば、一生かかっても「知識」が「教養」にならない人が多いし、そんな区別もつくまい。「能ある鷹は爪隠し 能あるブタはへそ隠す 能無し犬の高吠え」


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