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内閣支持率の不思議 毎日36% 朝日41% 読売49% [政治]

毎日新聞の朝刊に17,18日両日、全国世論調査を実施した結果が出ていたのだが、安倍内閣の支持率は36%で前回調査した5月に比べて10%下落し、不支持率は44%で9%上昇した、とあった。支持率と不支持率が逆転したので「やはり国民の安倍内閣への我慢も限界に来ているんだなあ」と感じた。ところが、朝日新聞の夕刊にも同じ両日に全国世論調査(電話)を実施したのだが、結果は支持率が41%で前回より6%下落し、不支持は37%で前回より6%上昇していた。朝日新聞では支持率と不支持率が逆転しておらず、まだ4%の余裕がある。私の印象を述べさせて頂くと「毎日新聞は安倍内閣がかなり危険な状態になって来たと購読者に伝え、それに比べ朝日新聞は安倍内閣はそろそろ危なくなって来たという状態を購読者に伝えている」ような印象を受ける。この2大新聞の調査結果を見て「どうして調査結果にこんなに差がでてしまうのだろう?」とも思う。朝日新聞には全国世論調査(電話)と、電話で調査を行っている事を明記してあるが、毎日新聞には無い。でも17、18日の調査結果が19日の朝刊に載るのだから、多分電話だと思われる。


朝日新聞に世論調査方法が詳しく載っていたので紹介する。
1.内閣支持率などの毎月調査と緊急調査はRDD方式による電話調査で行っている。
2.RDDとは「ランダム・デジット・ダイヤリング(Random Digit Dialing)」の略。
3.固定電話の10桁は8桁がリストになっていて、下2桁がランダム。
  携帯11桁は各携帯電話会社に割り振られた上6桁を基に下5桁がランダム。
4.朝日新聞社では、機械による自動音声を使っての調査は実施していない。
5.世帯に電話がつながったら、その世帯に住んでいる有権者の人数を聞く。
  ランダムにその中から1人を選んで調査の対象者になってもらう。
  電話に最初に出た方を対象にすると、主婦やご高齢の方の回答が多くなるので。
かなり乱暴に調査方法を説明させて頂いたが、電話番号がまったくのランダムでは効率が悪いので、下数桁をランダムにし、対象者が性別、年齢、仕事等に偏りが出ないような方法で行っているのが解る。回答者はおよそ1000人ぐらいではあるまいか?


これならば統計学的にも正しいので、同じような数値結果が出ても良さそうな気がするのだが、一つ気になったのは自動音声ではなく、人と人との対話であることだ。例えば突然電話がかかって来て「安倍内閣を支持しますか?しませんか?」と尋ねられて即答出来る人がどれだけおいでだろう?そしてどちらを答えたとしても「その理由は?」と尋ねられ、ためらいもなく理由を挙げられる人が果たして何人おいでだろうか?多分だが「どちらかと言えば..」と前置きがあっての答えが多いのではなかろうか?中には怒り心頭で「絶対に支持しない!理由など聞かなくても解るだろう!」という方もおいでだとは思うけれど(そう願いたい)。そしてもう一つ気になったのは設問が「支持するか?しないか?」の2択である点で、毎日新聞の支持率と不支持率を合計すると80%で朝日は78%、なのでおよそ残りの20%の人は「どちらでもない」「どうでもいい」「解らない」「謝礼が無いので拒否」等々なのだろう。もし、この設問が三択で「どちらでもない」があれば、もっと調査結果は変わっていたと思うが、それでは折角の調査結果が玉虫色になってしまうので、アンケート側が「どちらかと言えば?」と二択の判断を迫ったのではあるまいか?それもある方向に。ちなみに読売新聞も両日に調査を行っており、支持率49%で不支持41%、どちらでもない人は10%、興味深い数字である。私の結論は「世論調査など、調査方法で随分変わるので、目安程度に留めておこう」。前に私が記事に書いたある劇団のコントだが、”幕末時代に開港を迫る軍人の「イエス オア ノウ!」の質問に対して、幕府の木っ端役人三人が長い間相談して、出した結論が「オア!」”。「オア」を選択するのは簡単だが、恥ずべき結論である。私にアンケート調査の電話が来たならば「不支持!その理由は..」と何時間でも持論を展開してやろうと待ち構えているのだが、未だに電話が来ない。「読売は 内閣支持率も 忖度し」