So-net無料ブログ作成

山田が幻のホームラン?少年をSNSで晒すのは許されない [社会]

7日に行われたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本対キューバ戦をTVで観ていたら、山田が打ったホームラン性の打球をを左翼席外野席のフェンス最前列にいた少年がグラブで打球を捕球してしまい、審判がビデオでリプレー検証して結局二塁打になってしまった。少年は捕球した時は満面の笑顔だったのだが、二塁打になってしまったので、その後は上着で顔を隠して涙目で試合を観ていたという。私には少年はまだ小中学生に見えたので、野球のルールを知らなくても無理もないと思う。罰も退場では無くて、警備員に注意された程度だったらしいので安心した。そして試合も日本が大差で勝利したので、少年も救われたのではあるまいか?打った山田も”「これも野球なんで。ウェートトレーニングをして(パワーをつけて)、次はちゃんと打ちたい」と試合後は明るい表情で振り返っている”ので本当に良かったなあと思う。日本チームはこの少年を助けようと必死で戦ったのではあるまいか?


私が問題にしたいのは、ネット上にこの場面の動画がツイッター等のSNSにアップされてしまった事にある。ネットで調べてみたら、友達か知人かは判らないけれど”「やばwwナイスキャッチ笑笑」というツイートとともに少年がにこやかな顔で撮影に応じた画像がアップされていた。しかし山田選手のホームランが幻となってしまいネット上では大バッシングを受ける。するとツイート主はツイートを削除し、アカウントに鍵をかけてしまったようである。名前まで知られてしまった。”という記事があった。少年に無関係の人も動画をアップしており、その人達は試合に勝ったのだから珍場面として流しても良いだろうと考えているのかも知れない。しかし、私は勝ち負けに関係なくこの少年の将来に与える影響は大きいだろうなと思う。動画をアップした人は少年に対してそこまで考えているのだろうか?そもそも本人の同意も得ずに動画や写真、名前までアップするのは犯罪である。拡散してしまった動画を全て消すことなど不可能なのだ。自分の軽はずみな行動がどんな結果になるのか?が理解出来ているならば、こんな行為はすまい。自分がネットに晒された立場になって考えれば、すぐ愚かな行為だと理解出来ると思うのだが、私はSNSはそういう想像力が無い人達が多い現実に恐怖を感じる。


もう数十年前にもなるが、私は地震関係の仕事をしており、有名な地震が起きた時の街の様子を写したニュース映像をNHKから何本か購入した。肖像権など気にもしなかったおおらかな時代だったので、恐怖に怯える街の人の顔が生々しかった。ところが、NHKはある時から販売しなくなったのだが、当たり前である。販売する為にはニュースの映像に写っている全ての人に承諾を得なければならないからだ。顔にモザイクをかければ良いのかも知れないが、地震の恐ろしさを伝えるのに人の表情は極めて重要なので、NHKは肖像権の手間とモザイクがかかった映像など売れまいと考えたのかも知れない。仕方が無いので、NHKのニュースを無断で仕事に使ってしまった事もあったが、バレたら違法で罰金である。これはニュースに限らずTV番組すべてにあてはまり、勿論NHKに限った事では無い。ネットにTVの動画をアップしている人も、自分の行為が著作権違反である事を、十分承知しているのだろう。違法と知りながら、その人の人生も狂わせてしまうかも知れない動画を軽率にアップする昨今だが、SNSはもっと有益な事に使われなくてはならない筈である。何故ならSNSの最初のSはSocial(社会的、社交的)なのだから。例えば「SNS つぶやいている人からの SOS」と発信者の社会問題提起と考えれば役に立ちそうだ。


nice!(18)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感