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「ゾウガメ発見50万円ニュース」はロールシャッハ・テスト [社会]

”岡山県玉野市の渋川動物公園から大型陸亀のアルダブラゾウガメ「アブー」が2017年8月1日に逃げ出し、飼育員らが血眼になって探すものの「フン一つ」見つからなかった。園は発見者に懸賞金50万円を贈ることを14日に発表し、親子連れ2人が16日午後に元気なアブーを園から約100メートル先の茂みで発見した。発見までの所要時間は、なんと15分ほど。ネット上では「時給200万円か、スゲー!」などといった声が挙がったが、どうしてそのような場所にいたアブーを、園の飼育員たちは発見できなかったのだろうか?”。このニュースには続きがあり”宮本園長は取材に対し、「メディアの方々には大きな声で言えないことがあるんですよ」とし、小声でこんなことを話してくれた。アブーが発見された場所は飼育員がこれまで2度探しに行っていてフンや食べかすなど痕跡は一切なかった。しかもあの場所、本来は調べる必要がないという。それは側溝があるためカメはあちら側には行けない、というのだ。そして戻ってきたアブーを見た時に「なるほど!」と思ったという。居なくなった時と様相が違っていて、甲羅がピカピカで体には埃一つないような状態だった。お腹を空かせている様子もなかったという。「とにかくアブーが見つかり言葉にならないくらい嬉しいし、捜索に協力してくれた人、懸賞金をゲットして大喜びをしてくれた親子、結論としては全部丸く収まった。みんな喜んでくれて万々歳、ということです」と宮本園長は喜んでいた”。


私はこのニュースをTVで観ていて「何か変だな」と思ったのだが、ネットの記事で園長の談話を見つけ、ある程度納得してしまった。私が「変だな」と思ったのは「発見場所が動物園に近過ぎる」「賞金をかけたらすぐに捕まっている」「あんな大きな動物が長時間目立たずに逃げていられる訳が無い」等々。そこを園長は「誰かが偶然に見つけて、その人は出来心で大切に飼おうかなと思ったのだが、まさかこんなに大騒ぎになるとは思っていなかった。なのでそっと返したいのだが、今さら手渡しは出来ないので何か良い方法は無い物か?賞金でもかけてくれれば大騒ぎになり、大勢で探しているところにそっと置いておけば、無事発見してくれるだろう、と考えたのだろう」と言っているのだと思うので、優しい園長ではある。ネットの書き込みには「イイ話が一気にゲスい話に・・」「見つけた親子が犯人だ!子供が可哀そう」「飼うつもりで盗んだのか。懸賞金目当てで盗んだのか」「いやいやいや。それは思っても言っちゃダメだろうw」「親父の雰囲気と子供のバツの悪そうな感じで、何となく察したわ」と、どうしても発見者の親子を犯人にしたいらしい。私はこういう反応を見ると「ロールシャッハ・テスト」を思い出してしまう。このニュースに自分なりの感想を述べているつもりが、コメントに自分がさらけだされてしまっている事に気が付かない。他人事ではないけれど。


我が家の隣の家では亀を飼っていて、ひと月に一度、回覧板を届ける時にそっと覗いて元気かどうか見るのが楽しみだ。飼われて居る場所は池などではなく、リンゴ箱より少し大きなプラスチックの箱の中。箱は屋根がある駐車場においてあるので雨に濡れる心配はないのだが、亀以外は何も入っておらず水が体を濡らす程度。大きさは20cm位だろうか?なので彼の全世界は60x30x30cm程度でしかない。「幸せ?」と聞いて見るが返事は無い(当たり前)。「自分も似たようなもんかな?」とも思う。自分がどんな容器に入っているのかさえ解っていないのだから。もし、自分が容器の中で飼われている事を知ったなら、一度は逃げ出したくなるだろうが、ゾウガメ程の価値も無いので50万円もの懸賞金をかけて探してはくれまい。「真相は カメのみぞ 知る」


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