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おじいちゃんはおおきくなったら なんになりたいの? [教育・生活]

私が孫から受けた質問ではないが、お孫さんからこういった質問をされた経験をお持ちのお爺さんやお婆さんは沢山おいでになると思う。私が質問されたら「おじいちゃんはもう、そうは長く生きられないし、働きたくもないので何にもなりたくない」などと応じては教育上よろしくないので、「君は何になりたいの?」と聞き返して「おじいちゃんもそれにしようかな?」などと答えて「その為にはどうすれば良いのかなあ」と教育的な方向に話を持って行きたい。子供がこういう質問をすると言う事は「自分は何になりたいのか?」を探しているからではあるまいか?子供には子供の悩みがあるのだ。里帰りした孫に「おばあちゃんは何時死ぬの?」と聞かれ、教育方針が悪いと息子の嫁に激怒したおばあちゃんの話が新聞投書に載っていたけれど、孫に悪意はないのだから「それはおばあちゃんにも判らないんだよ。多分、死ぬまで長生きだと思う」位のゆとりが欲しい。「なんのために生まれてきたの?」「どうすれば幸せになれるの?」「人は、どうして人を殺すの?」など、聞かれても答えにくい子供の疑問に答える児童書が人気を集めているという。どれも難問であり、正解は無限にあり、答えには自分の全てが現れてしまうのが怖い。この児童書は「こころのふしぎ なぜ?どうして」(村山哲哉・監修)というタイトルで、発売されてから数年以上経つのだが、ネットで紹介記事を読ませて頂いたが良書だと思う。私も子供の時にこういった質問を親にぶつけた記憶があるけれど、はぐらかされた答えしか返ってこなかったような気がする。私が子供の時にこの本に出会っていたら、少しは違った人生だったのかもしれない。


この児童書が人気なのは、子供の「なぜ?」に対する回答がユニークで、例えば「正義の見方ってどこにいるの?」という疑問に対して、「戦争などたくさんの人間が争う時も『正義と正義』の対決」「現実の世界で、正義の味方と呼ばれている人も戦っている相手から見れば悪になる」と、かなり現実的な解説をし、「正義の味方はいないのです」とバッサリ切り捨てている。「じゃあ、悪いことしてる大人に注意するべき?」という問いには、「絶対にダメです。もし、注意した人が何でも暴力で解決する人だったらどうなりますか?とってもこわい思いをすることになります」と現実的な回答だ。さらに、「また、良いことと悪いことの違いを見分けるのは結構難しいのです」と、児童書にしてはかなり高度な内容だ。なかでも、親たちが一番答えに困ったというのが「アリのいのち、花のいのち、人間のいのち、みんな同じなの?」という疑問なのだとか。この本がTVで紹介された時に、MC小倉智昭は「全部同じだけども、アリの世界ではアリの命が一番重くて、花の世界では花の命が一番重い。人間の世界では人間の命が一番重いって答えるね」と明快だった。


子供は自分の疑問に対して、必ずしも大人から明快な答えを貰おうと期待している訳ではなく、親が子供に教えるために答えを見つけようと葛藤する姿を見る事で、子供なりの回答を導き出しているのかも知れない。要は子供の疑問に対して、いい加減な対応をする事が一番良くない態度で、回答が出なくても子供と一緒に考える過程が大切なのだ。「大人になったらわかる」「そういうもんだ」「先生に聞いてみたら?」「自分で考えてみたら?」などは禁句ではあるまいか?それにしても、子供の素朴な疑問にはたじたじとなってしまう事が多い。我が娘が小学6年生の時に「どうしてお父さんは子育てに失敗したの?」という質問を受けた事があった。私の答えは「お父さんも失敗作品だったから」。「何時までも あると思うな 親の知恵」


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