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息子は少年野球チームで最後まで秘密兵器だった [スポーツ]

息子が小学校6年の時、急に野球をやりたいと言い出したので「またか」と思った。彼の発想には何時も漫画が絡んでいる。小学校4年の時には、私が買った「上ってなンボ!!」というゴルフ漫画にはまり、ゴルフ練習場に連れて行けとせがまれ、漫画の影響で無茶苦茶なフォームで打つので、私はフォームが崩れてしまった。次が「テニスの王子様」だったかな?私が毎週土曜日にやっていたテニスサークルに連れていったのだが、ラケットにかすりもせず、すぐに断念した。卓球には結構はまったかな?これは松本大洋の「ピンポン」という漫画のせいだろう。街にあるゲームセンターの一角に卓球台があり、私はラリーがしたいのだが息子は「昨日の夜、ひらめいたサーブがあるので、それを練習したい」と言うので、息子の魔球サーブに付き合った。彼がおかしな格好で打って来るサーブを私が簡単に返すと首を傾げて「おかしいな」と言う。「おかしいのはお前だ!」と言い返すのだが、懲りないでサーブの練習ばかりやろうとするので、私も頭に来て「一試合100円かけないか?ハンディを5点やるから、先に11点取った方が勝ち」と言って息子から1000円巻き上げた。私はこういう時に、手加減などしない。そんな息子が「野球をやりたい?今度は何の漫画だろう?」と考えたら、すぐ「俺は孫六」だと気が付いた。「野球?まあ、いいか」、反対する理由もない。同級生が入っているチームに入れて貰ったというので、土曜日に練習を見に行ったのだが「へたくそ」。他の子供達は小学校1年から練習しており、上手だし球を怖がらない。ところが、息子は体格こそホームランバッターなのだが、6年生で始めたばかりなので下手で球を怖がっている。今度の日曜日試合がある、というので観に行ったのだが息子の出番は無かった。息子に「出れなくて残念だったな」と声をかけたら監督に、「お前は秘密兵器だ」と言われたという。ポジティブな発想が出来る息子で本当に良かった。


どうしてこんな昔の事を思い出したのかと言うと、ネットで「息子の入ってる少年野球がもうメチャクチャ」の書き込みを見つけたからで、どういう風にメチャクチャかというと「入っている子供17人全員がキャッチャーやるなら辞めると強硬姿勢」「誰かがやらなきゃいけないと言ってもやりたくない奴にやらせるのはいじめだと言って聞かない」「監督やってた人はキャッチャーが決まるまで指導しないとボイコット、子供達は仕事放棄するなと逆切れ、でもキャッチャーは絶対やらない」だという。それにしても、今時の子供らしい屁理屈に思わず笑ってしまった。一番体重のある子をキャッチャーにしたらどうだろう?傷つくかな?息子がもう少し若ければなあ、と思ったが手遅れだ(当たり前)。閑職のレフト、ライトよりキャッチャーのポジションの方が格好良いと思うのだが、野球はバッティングだと思っている子供達には、忙しいし、中腰で辛いし、痛い目に遭いそうだし、という理由でキャッチャーは敬遠されるのだろう。「自分たちがキャッチャーがいないので春の大会に出れなかったのは、大人がキャッチャーを連れて来なかったからと逆恨みしている」のだそうだ。


この話は何かに似ている。皆が嫌がる役割なのだが、その役割を誰かがやってくれないと組織や物事が成り立たない。昔、大学時代の友人が会社の中で職場換えになった話を思い出す。大きな企業なのだが、経営が苦しくなり技術営業だった友人はリストラされそうになった。「人事部でも良いか?」と尋ねられ、首になる位ならと引き受けた。ところが彼の仕事は、病気等で長期間出社していない社員を説得して自主退職させる事だった。そういった社員の家を訪ね、今でも苦しい生活だと解る家庭に、自主退職の説得するのは辛い、と愚痴を聞かされた。それでも誰かがやらなければ会社が成立たないと思って仕事をしている、とも言っていた。世の中にはこういった縁の下の力持ち的な仕事が沢山あり、電気、ガス、水道、交通機関、下水、ゴミ処理等のインフラの保守に携わっている職業の方などがすぐ思い浮かぶ。やはり「保守(捕手)」のなり手がいなければ成り立たないのだ。冒頭に息子の野球のセンスを無さを書いたけれど、私も負けていない。昔、会社で草野球をやっており私はショートで7番、守備はそこそこだったが打撃はまったく駄目だった。「外野手が 寝転びくつろぐ わが打席」


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