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ノーベル賞より価値がある?イグ・ノーベル賞 [社会]

朝日新聞に「バナナの皮がすべりやすいナゾを解き、2014年にイグ・ノーベル物理学賞を受賞した北里大名誉教授の馬渕清資氏(66)」が「輝く人」として登場していた。このイグ・ノーベル賞だが、名前の由来を調べたら”「noble」に否定を表す接頭辞的「ig」を加えた造語”という説と”ノーベル賞に対するアンチテーゼではなく「ignoble(卑しい、下劣な)」という意味の単語がノーベル賞の「noble(ノーベル)」と極めて似ていたことから名付けられた賞”と二つの説があった。朝日新聞の表記から、前者が正しいような気がするが、どちらでも「まあ、いいか」。御存知のように、この賞は「人を笑わせ、考えさせた研究に贈られるのだが、過去に贈られた賞を見てみると結構唸ってしまうものが多かった。ちなみに公式のパンフレットにはノーベルの親戚と疑わない 「Ignatius Nobel(イグネイシアス・ノーベル)」という人物の遺産で運営されているという説明も書かれているが、ノーベル賞にちなんだジョークである。受賞者は授賞式でスピーチをしなければならないのだが、制限時間は60秒しかない。ダラダラとスピーチをしていると、ぬいぐるみを抱えた進行役の少女たちが現れ、「Please stop. I’m bored.(もうやめて、私は退屈なの)」と言われてしまうのだが、この少女に贈り物で買収してスピーチを続ける事が出きる場合もあるのだが、買収が効かず贈り物だけ持ち去られる事もある。こういう徹底したユーモアのセンスもこの賞の価値を高めているのではなかろうか?


日本人が受賞したものから、面白いものだけを紹介すると”1992年医学賞「足の匂いの原因となる化学物質の特定」神田不二宏氏”、”1995年心理学賞「ハトを訓練してピカソの絵とモネの絵を区別させることに成功した」渡辺茂氏”、”1997年経済学賞「たまごっち」真坂亜紀氏”、”1999年化学賞「夫のパンツに吹きかけることで浮気を発見できるスプレー『Sチェック』を開発した功績」牧野武氏”、”2002年平和賞「犬語翻訳機『バウリンガル』の開発によって、ヒトとイヌに平和と調和をもたらした業績」小暮規夫氏”、”2004年平和賞「カラオケを発明し、人々が互いに寛容になる新しい手段を提供した業績」井上大祐氏”、”2005年栄養学賞「34年間、自分の食事を写真に撮影し、食べた物が脳の働きや体調に与える影響を分析した」ドクター中松氏”、”2011年化学賞「火災など、緊急時に眠っている人を起こすのに適切な空気中のわさびの濃度発見と、これを利用したわさび警報装置の開発」田島幸信氏”、”2012年音響賞「自身の話した言葉を、ほんの少し遅れて聞かせることで、その人の発話を妨害する装置『スピーチジャマー(Speech Jammer)』を発明」栗原一貴氏”、”2016年知覚賞「前かがみになって股の間から後ろ方向にものを見ると、実際より小さく見える『股のぞき効果』を実験で示した研究」東山篤規氏”等々。職業は省略させて頂いたが、やはり大学教授が多い。それでも、民間人が自分の仕事の為に研究や発明をしているものも多かった。


受賞一覧を見ていて感じたのだが、どれも「真面目に取り組んだ結果の役に立つもの」ばかりだ(なかには、例外もあるけれど)。冒頭の「バナナの皮の滑りやすさ」の馬渕氏の専門は「人口関節研究」、彼の頭の中は常に「滑りやすいもの」で一杯なのだろう。だから、常人には当たり前過ぎて、考えようともしない事も研究のヒントになっている。私も一念発起して何か研究しようかな?と思ったが、”賞金は原則としてゼロで、米ハーバード大学サンダーズ劇場の授賞式に出席するなら、旅費も滞在費も自己負担、スピーチでは笑いを取ることが鉄則”だそうで、万が一私が受賞したとしても”スピーチで滑ってしまいそう”なので断念した。「股のぞき 体が硬すぎ 試せない」


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