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最上の斎場に出会った事がない [社会]

私も65年近く生きているので、お通夜や告別式でいろんな斎場を訪れなければならなかったのだが、不愉快な目に遭うことが多かった。昨年も兄嫁の母がお亡くなりになり、田舎に妹と二人で車で行き告別式に参加したのだが、斎場を去る時に香典のお返し品を渡された。帰宅して、玄関で清めの塩をかけてから家に入ろうとお返し品の袋を捜したのだが、見当たらなかった。「入れ忘れ?」と思ったが、妹のお返し品にも入っていなかったので、はなから入れるつもりなどなかったのだろう。そういえば、受付に清めの塩の袋が籠に一杯入っていた事を思い出した。「欲しい人は持って行って下さい。そうでないと無駄になります」という姿勢なのだろうが、何だかがっかりしてしまった。一言、そういうシステムですという断りがあってしかるべきだろう。たかが塩なのだが、されど塩である。長年の良き慣習は残すべきだと思う。


義理の叔父が亡くなり、我が家から近い斎場で通夜と告別式が行われる事になったので田舎から兄夫婦が出て来た。私は車で斎場までの送り迎えをしたのだが、通夜の帰りの車中で兄が憤慨していた。何と、明日の告別式が始まる前に記念写真を撮るので親戚は早めに来るようにと葬儀社から言われたという。「葬式の記念写真?馬鹿も休み休み言え!」と怒っていたのだが「地方によって葬儀は様々だから、喪主を立てると思って行けば?」とアドバイスしたのだが、喪主も葬儀社から提案されて断れなかったのではあるまいか?たまに、告別式でカメラで撮影している人を見かけるが、心に刻むべきものであり、私には理解出来ないし、不謹慎な行為だと思う。知り合いの社長が亡くなったので、家族葬を行う事になったのだが、私は親しかったので数人の社員と告別式に出席した。家族や親戚も十数名なので焼香などあっと言う間に終わる。初七日も一緒にやってしまう形式だったので焼香は2回行ったのだが、2回目に社員が焼香しようとすると、家族とは別に後ろに一般客用の焼香場所があるから、そちらで焼香するようにと言われた。1回目に間違って家族用で焼香を行ってしまったので、2回目は一般用でと注意された訳だが「カチン!」と来た。何故、こんなに少ない人数なのに2箇所で焼香させようとするのか?故人とは出来るだけ近い所でお別れがしたいのに、杓子定規でまったく融通がきかない葬儀社の社員に呆れた。


何故、斎場での不愉快な出来事を思い出したかと言うと、夕刊で「父の愛した曲 葬儀で流せない?」という記事を読んだからだ。故人が好きだった北海道民謡「江差追分」を葬儀で流そうと喪主が考えたのだが、葬儀社から断られた。理由だが、葬儀社の担当者が著作権の関係で家族から持ち込まれる曲はかけられないとの説明だったと言う。かける為には、あの悪名高いJASRAC(日本音楽著作権協会)と契約しなければならないし、実際に契約している葬儀社もある。しかし、ヒット曲等ならまだしも民謡、クラシックなどは著作権が無いので契約の必要は無い。その認識が葬儀社に無かったのだ。葬儀社も葬儀社だがJASRACもJASRACである。故人を偲んで持ち込んだCDを流すのが営利目的にあたると考え、葬儀社にまで契約を拡げている。開いた口が塞がらない。JASRACという組織こそ葬(ほうむ)られるべきだろう。それにしても田舎の斎場の多さに驚く。需要があるからなのだろうが、どの建物も立派で、さぞや儲かっているのだろう。料金も「人の弱みにつけこんで」高く、トラブルも多い。CMで盛んに「追加料金があったりして」と流す訳だ。
「じいちゃんの お棺に入れる 肩もみ券」(お葬式川柳という単行本から)


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LargeKzOh

 同感です。
 自分の両親を送った時は、生前からの希望もあって無宗教・親族だけとし、知人等へは後日葉書でお知らせとしました。
 都内(父の時)と市内(母の時)の業者でしたが、当方の希望を全て聴いてくれ、トラブル等一切無かった事を想い出しました。

 ところが:
 家内の両親の場合は、こちらとは違って  ”昔からのしきたり” が強く残っていて、実質、”葬儀社の言うがまま” にせざるを得ず、経費も相当だったとは、後日になって義兄から聴いた話です。

by LargeKzOh (2017-05-12 11:50) 

tonnura0919

昔、葬儀屋の名キャッチコピーに「あってはならない なくてはならない」というのがありました。葬儀屋はなくてはならないのでしょうが、「葬儀屋の 手馴れた仕草に 腹が立ち」という川柳をネットで見つけ、私と同じ様に感じておられる方が大勢おいでなのだと思います。
by tonnura0919 (2017-05-12 17:43) 

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