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今も昔も 大学は出たけれど だが [教育・生活]

新聞投書欄に「大学に行く必要があるのだろうか」というタイトルで「貸与型奨学金で多額の借金を背負ってまで大学に行く必要があるのか問いたい。意欲ある高卒者を企業が受け入れ、社内の教育システムを確立させれば、大卒以上の実力を養成出来るだろう。実務が教育になる。国や家計に重荷を負わせてまで大学に行く必要があるのか。よく理解できない」という福岡県77歳会社員男性の意見だ。読んでいて気になったのが「お金のない人は借金してまで大学に行く必要はない?社内教育システムで高卒の人材を育てる余裕のある企業がどれだけあるのか?国に重荷を負わせる?」という点が気になった。そもそも大学に行きたいと願う人は、皆行ける国にすべきだと私は考えている。投稿者に失礼だが現実離れした意見で、大学や専門学校への進学率は70%以上の昨今、高卒というコンプレックスが一生つきまとっている人もおり、最近こそ少しは良くなったが大学を卒業しても就職がままならないのが現実である。


元日本TVアナウンサーの徳光和夫氏が結婚式の司会で、新郎を紹介した時に「立派な成績で大学を中退され..」と笑いを誘っていたが、やりたい事が見つかったので卒業を待たずにその道を選んだ新郎は幸せだと思う。私はどんな目的でも良いから大学に進学すべきだと考えている。もっと学びたいでも良いし、まだやりたい事が見つからないでも良いし、まだ働きたくないでも良い。私の場合は一番最後の理由だった。今から45年前、私は工業高校生だったので、卒業したら就職するのが当たり前の時代だった。けれど、給料を貰ったら何を買おうかとの話しで盛り上がっているクラスメートを見ていたら、このまま何も考えずに大手メーカーに就職するのがたまらなく嫌になった。もう少し考える時間が欲しかったので、大学に進学すれば4年間の自由時間ができると考えた。大学の4年間は、軽音楽の部室と雀荘、図書館から借りた文芸書をアパートで読む事で過ぎてしまった。お陰で試験機メーカーに就職したら、苦労の連続だったが自業自得である。私は18~22歳の時期は人生で特に大切な時期だと思うし、社会勉強も出来る大学生で過ごせる事は社会人になる為にも有意義だと考えている。なので大学進学を全員にお奨めしたい。


もう20年も前になるが、田舎の高校三年生の姪が「卒業したら都内の英語専門学校に進みたいので、何校か選んだので夏休みに案内して欲しい」と頼まれた。姪と専門学校を見て歩いたのだが、どの学校もビルの1フロア程度で、キャンパスなど無くて学生は休み時間を近くの小さな公園で過ごしていた。全部見終えたが、姪も期待外れだったようで元気が無い。「帝京大学を見に行かない?」と彼女の学力も考慮して勧めて見に行った。広いキャンパスで学生が生き生きしていて、姪も気に入った様子で4年制を卒業した。はっきりとした目標があるならば専門学校でも良いかもしれないが、事情が許すならば私は4年制の大学をお奨めしたい。何故ならば、専門学校は専門しか教えてくれないからで、若いのだから勉強以外の事も学んで欲しい。小津安二郎監督の1929年度松竹蒲田作品に「大学はでたけれど」という映画があるが、内容は大学を卒業しても就職が困難だった昭和初期の若夫婦の物語、昔も今もあまり変わっていない事に驚く。「大学で 一番学んだ 酒 麻雀」


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